海釣りで鮮魚を持ち帰るのであれば、クーラーボックスが必須となります。
皆さんは「きちんとしたもの」を使われていますでしょうか?
実は保冷力に差が出てくるクーラーボックスはある程度高いものを買ったほうがいいのです!!
帰宅時の魚の鮮度が全然変わりますからね。
それでは、今回は釣りに必カヤックフィッシングにおすすめなクーラーボックスの話をしてみます。
✔︎ 当記事の内容
・カヤックに積載するクーラーボックスの「大きさについて」
・クーラーボックの断熱材について【重要】
・カヤックフィッシングにおすすめのクーラーボックス
カヤックに積載するクーラーボックスの「大きさ」について
まず確認しなければならないのは、あなたが何の釣りをメインにするかということが挙げられます。
サビキでアジやイワシ、サヨリなどを釣るのであれば当然小さなクーラーで十分です。
また、青物を中心に狙う方は横に長いクーラーを買う必要があります。
それでは、それぞれの釣りに適したクーラーボックスの大きさを見ていきましょう。
釣りごとに大きさ分けしてみます
以下にクーラーボックスの大きさをまとめてみます。
・20L以下のクーラーボックス
こちらはクーラーボックスの中では小ぶりな部類で、主にアジなどの小型魚を狙う場合に持っていくのがいいでしょう。
自身のドリンクや食料と釣った魚を入れる程度であれば、20Lもあればいいでしょう。
・40L以下のクーラーボックス
この容量になると、かなり本体重量が出てきます。私はスペーザベイシスという35Lのものを使っていますが、本体重量が6Kgを超えるので、氷を入れていくと結構な重量になります。
なので、釣行の際はコロコロ(キャリー)に載せて運搬しています。
ちなみに、このサイズ帯は横の長さが(外寸)60cm超えになってくるので、中型青物ならこのサイズでぎり収納可能です。
・40L以上のクーラーボックス
40L以上となると横長、キャスター付きがほとんどになってくるので、大型魚を収納するのが目的となってきます。
なかなかショアからの釣りでこのサイズを持ち歩く方はいないので、船釣りの方がメインに使われます。
カヤックフィッシングにお勧めできるクーラーボックスのサイズは40L以下のものになります。
※お使いのカヤックの収納スペースを測った上でクーラーボックス購入することをお勧めします。
クーラーボックの断熱材について【重要】
クーラーボックスの価格差というものは、ほとんどがこの断熱材・断熱方法になります。
どのような断熱方法を使っているかで保冷力が変わってくるので、一日中釣りをされる方は極力「断熱効果が高いもの」を選ぶ必要が出てきます。
もちろん、断熱効果が上がれば値段も比例して高くなります。
◾️断熱材の種類別まとめ
・発泡スチロール
最低限の保冷として使われる「発泡スチロール」。夏の釣り場にこれだけで行くのは全然物足りませんが、持ち帰るくらいであれば全然大丈夫。春・秋でも新鮮なまま魚を持ち帰りたければ発泡スチロール以上のランクにしましょう。
・発泡ウレタン
標準的なクーラーボックスを購入すると大体が「発泡ウレタン」です。価格と断熱効果のバランスもよく、厚みが増すほど効果も上がります。夏場の使用も考えるのであれば、極力は厚めのものを選ぶといいでしょう。
発泡スチロールに比べると1.5〜2倍の保冷力を期待できます。
・真空断熱パネル
保冷力を重視したい方、金銭的な余裕がある方はこちらをお勧めします。夏場の炎天下の中でも問題なく保冷力を発揮。
内部を真空状態にすることから、クーラーボックスの中でも最も保冷力に優れます。
いいものを買っておけば、釣り以外のアウトドアでも使えるので、長く使うことを考えれば元が取れてしまうのでは?と思います。
夏の海上は照り返しも凄いので、かなり暑いです。
理想は真空断熱がいいですが、最低でも発泡ウレタンタイプを選択し氷は多めに入れましょう。
◾️私が使用しているスペーザ ベイシスについて
私はシマノのスペーザベイシスというクーラーボックスを使っています。
このクーラーボックスは1面だけ真空パネルが入っています。
その効果がどんなものかは分かりませんが、真夏はこれでも保冷力の足りなさを感じてしまいます。
✔︎参考
夏の朝一に購入した板凍りは釣りを終える正午頃には半分くらい溶けています。
なるべく蓋は開けないようにしていますが、帰宅した夕方にはわずかに氷の塊があるかな(?)という感じです。
夏以外ではおおむね満足ですが、「夏は板凍り+帰宅時に氷を買い足すのがベスト」という感じです。
なので、釣り時間が長めな方は真空断熱パネルのクーラーボックスをお勧めいたします。
私も次に買い替える時は真空断熱にしようと思います。
カヤックフィッシングにおすすめのクーラーボックス
この章ではカヤックフィッシングにオススメのクーラーボックスをご紹介したいと思います。
20L以下
・容量(L):15 / 自重(kg):3.2
・商品(左): 内寸(cm):17×36×23 / 外寸(cm):25×47.5×30
・商品(左): 断熱材:ウレタン ※上フタの断熱材はスチロールです。
・容量 20L/自重2.9kg
・内寸法/227×355×255
・外寸法/292×465×316
低価格帯のクーラーボックスは、やはり保冷力も弱いです。少時間の釣りに。
40L以下
・容量 25L/自重5.5kg
・内寸法/幅 220×長 500×高 230mm
・外寸法:幅 305×長 657×高 320mm
・素材:発泡ポリスチレン+真空1面パネル
上記、私の使っているものの25Lバーションです。真空1面パネル採用
・容量 35L/自重6.6kg
・内寸法/幅260×長600×高230
・外寸法/幅347×長766×高320
このサイズになるとカヤック「忍」では綺麗に収まりません。
・容量 30L/6.1kg
・素材/PP+発泡ウレタン+3面真空パネル
・内寸法/幅259×長449×高260
・外寸法/幅350×長583×高350
青物を収めるには小さいですが、カヤックにはいい大きさかもしれません。
40L以上
とりあえず、5000番を紹介しておきますが、必要に応じて大きいものを選んでください。
・素材:1面真空パネル+発泡ウレタン
・内寸法/幅285×長730×高230
・外寸法/幅375×長860×高335
大型青物も対象!船に持ち込む際は、予約前に船宿に相談してみるのがいいでしょう。
必要以上に大きいものを買うと場所を取るので、周りに迷惑になることも考えられます。
まとめ
クーラーボックスは釣りだけでなく、アウトドアの様々なシーンで活躍してくれるアイテムなので、保冷力が高いものを買えば、後から買い直すこともありません。さらに、大は小を兼ねるとは言いますが、カヤックに乗せる際は、きちんとご自身のカヤックの収納の大きさに合わせたものを買うようにしてください。
✅アウトドア商品はナチュラムも品数が多くてオススメですよ