冬の海釣りは「日本海」よりも「太平洋」側がおすすめな理由【季節風を考慮せよ】

 

「冬になると日本海は荒れる・・・。風も強く、向かい風・・・どこで釣りをしたらいいの・・・?」

 

冬の日本海は嵐のような天候が多くなり、なかなか快適な釣りができなくなってしまいますよね。

 

 

クエ君
今回はこのようなジギングマンの悩みに答えていくよ

 

✔︎ 当記事の内容

・冬の日本海が激荒れして釣りがしにくくなる理由

・冬の太平洋は釣りがしやすい理由

・冬の釣りまとめ

 

 

冬の日本海が激荒れして釣りにくい理由

 

 

冬になると私がメインで通っている「日本海」ではなかなか釣り、及びカヤックは出しにくくなります。

 

そう、その理由として、北からの季節風などが大きく関係してきます。

 

詳しくは下記のような現象が原因になります。気になる方はお読みください。

 

まずは、シベリアからの強い風が吹くので、ものすごく荒れた天気になります。釣り場などの磯や防波堤には、強い波も打ち寄せ、なかなか釣りどころではなくなりますよね。

 

また、それと同時に、日本海は暖流の対馬海流が流れていて、冬でも海水温が十数℃程度あります。

 

そう、暖流が流れているので、海水温自体はそこまで下がらないのですが、上空で-50℃などという風が吹いてくると、その温度差は約70度・・・。

 

これにより対流雲が発達します。

 

それが、さらに強い嵐を呼び、日本海で得た水蒸気を、雪として日本海側の各地に降らせるんですね。

 

これらの要因があり、日本海では釣りがしにくくなってしまいます。

 

しかも、キャストするにも向かい風・・・。

 

釣りに行く際は「windy」などで風の予報をチェックして釣行するのが望ましいでしょう。

 

 

冬の太平洋は釣りがしやすい理由

 

冬の太平洋は、上記で書いた「日本海」と比べ、はるかに釣りがしやすい状況になります。

 

まず、ショアからの釣りに至っては「追い風」なので、ルアーも飛距離を出すことができるようになり、防波堤などに当たった波のしぶきも喰らわずに済むようになります。

 

さらに、カラッとしたスッキリした晴れの日が多くなり、釣行もしやすい日が多いでしょう。

 

それは、日本海で得た水蒸気をすっかり落とし、太平洋側に来る際には「からっ風」として吹き降ろすからです。

 

これこそ、太平洋側が乾燥した晴天の日が続く理由です。

 

そして、冬の太平洋は濁りも少なくとても綺麗ですよね。

これにも理由が。

 

冬には強い季節風が、陸から海の沖に向かって吹くことになります。そうすると、表層の濁りの多い水は沖に流され、深層の澄んだ水が上がってくることになります。また、海水温の低下でプランクトンの数が減るからです。

 

上記のことから、冬に太平洋で釣りをするのがオススメなわけです。

 

まぁ、釣りに関しては適度な濁りがあった方が良かったりもしますが・・・。

 

 

冬の釣り まとめ

 

 

上記で書いてきたように、日本海と太平洋では大きな天候の差が生まれます。

 

まとめると以下のようになります。

 

冬の日本海

・シベリアからの季節風が寒い

・海水温と気温差により天候が荒れる

・向かい風で釣りにくい

・風予報のチェックが必須(カヤックの場合は年中必須)

 

冬の太平洋

・太平洋側の冬の天候は乾燥した晴天が多い

・海は天候次第で荒れるが日本海ほどではない

・ショアからの釣りでは追い風でルアーの飛距離も伸ばせる

・水の透明度もアップする

 

また、私は大阪湾などにも釣りへ行ったりしますが、瀬戸内海も割とオススメです。

 

当然、風や天気のチェックは欠かせませんが、防波堤などで北風を受けにくいポイントに釣行すれば、ストレスなく釣りができます。

私は12月頃からはチヌのフカセ釣りなどをしますが、釣り人も減るこの時期は結構釣れたりします。

 

人間は寒くても、海水温が下がりきっていないので、魚には快適な温度なのでしょう。

 

まとめ

今回は冬の釣り場について書いてみました。やはり日本海は寒いし、釣りにくいし、危険だし・・・ということで釣りには向いていない地域へと変貌してしまいます。太平洋側も視野に入れるなどして、冬の釣りを楽しんでみてください。ワカサギ釣りなんかも最近流行っていてオススメですよ。

 

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